【基本】語順を守り、主語と動詞から始めるシンプルなルールで英文が作れる!

英語

英文を自分で作るとなると、まず何から始めたら良いのかわからず難しそうに感じてしまいますよね。

実際は簡単で、まずは主語(Subject)である名詞からスタートして次に動詞(Verb)の順に並べれば英文になります

たったそれだけ?と思うかもしれませんが英語は語順さえ間違えなければ伝わる言語です。

逆に語順を間違ってしまうと別の意味と捉えられ言いたいことが上手く伝わらなくなってしまいます。

学校で習う5つの英語の型も全て主語動詞からはじまります。

  • 第1文型 主語+動詞 S+V
  • 第2文型 主語+動詞+補語 S+V+C
  • 第3文型 主語+動詞+目的語 S+V+O
  • 第4文型 主語+動詞+目的語+目的語 S+V+O+O
  • 第5文型 主語+動詞+目的語+補語 S+V+O+C

細かいことは気にせずに主語+動詞だけで英文になることから覚えましょう。

その中でゆっくりと英語の感覚を掴んで英文を作れるようになります。

英語は語順で単語の働き方が決まるシンプルなルール

英語は日本語と違い助詞がないため、単語の並べ方でその単語の働き方が決まります。

「昨日、駅前のデパートで、お母さんが、リンゴを、たくさん、買った。」という日本語の文は助詞があるので最後に動詞を持ってくればどこを入れ替えても意味は成立します。

「リンゴを、たくさん、昨日、おかあさんが、駅前のデパートで、買った。」

ただし英語の場合は助詞がないので語順が単語の働き方を決めます

主語の位置に単語を置けば主語とみなされ、動詞の位置に置けば動詞の意味になります。

  • I googled it.(私はそれをグーグルで調べた。)

名詞と認識されている「Google」が主語の後ろに置かれているので動詞として機能している例です。

  • 第1文型 主語+動詞 S+V
  • 第2文型 主語+動詞+補語 S+V+C
  • 第3文型 主語+動詞+目的語 S+V+O
  • 第4文型 主語+動詞+目的語+目的語 S+V+O+O
  • 第5文型 主語+動詞+目的語+補語 S+V+O+C

この5つの英文の型で並べることがとても大切です。

必ず「主語」と「動詞」から始めることを心がけましょう

英文を作る際に必ず必要なのが主語動詞です。

学校などで習う5文型だと主語であるSubjectと動詞であるVerbの頭文字を取ってSVと表記したりします。

「何が、どうする」という順番で文章が始まり動詞の後ろにどんな単語を並べるかによって意味が変化していきます。

英文法では単語の並べ方で意味が決まってくるパターンが5通りあり通常は5文型として学校で教わります。

  • 第1文型 主語+動詞 S+V
  • 第2文型 主語+動詞+補語 S+V+C
  • 第3文型 主語+動詞+目的語 S+V+O
  • 第4文型 主語+動詞+目的語+目的語 S+V+O+O
  • 第5文型 主語+動詞+目的語+補語 S+V+O+C

大切なので繰り返しますが、日本語と違い英文では主語と動詞は必ず必要です。

特に主語を省略する日本語に慣れていると忘れがちになってしまいますので要注意です。

「主語」は名詞のみ置くことができ、動作主を表す

英語の品詞の話になりますが、品詞には「名詞、動詞、形容詞、副詞」など他にもいろいろ存在します。

主語の位置に置ける品詞は名詞だけですので「主語+動詞」は、「名詞+動詞」の順番になります。

「食べ物」や「食事」のような単語は名詞として理解しやすいですが「食べること」のように動詞が名詞化したものも名詞として考えられるので主語として取り扱うことが可能です。

文法用語では動名詞と呼ばれます。

主語は名詞だけしかなれないので名詞をどれだけ知っているのか、どれだけ名詞を作ることができるかによって、書いたり、話したりする内容が増えていきます。

詳しくは名詞の記事で説明しています。

「動詞」は5つの文型を作り、文型で意味を作っている

英単語を動詞の位置に置けばそれは動詞として働くことになりますが、動詞が文の形を作る大きな要素になります。

文の骨格を作る基礎となります。

動詞の意味を考えると自ずと作ることができる文型が決まります。

そうすると動詞の次に目的語を取るのか、補語となるのか、何が続くのかある程度予想ができるようになってくるので理解する速度が早くなっていきます。

この骨格や基礎となるのが何度も出てくる以下の5文型です。

  • 第1文型 主語+動詞 S+V
  • 第2文型 主語+動詞+補語 S+V+C
  • 第3文型 主語+動詞+目的語 S+V+O
  • 第4文型 主語+動詞+目的語+目的語 S+V+O+O
  • 第5文型 主語+動詞+目的語+補語 S+V+O+C

詳しくは動詞の項目を参照してください。

一方、どの文型にも対応する動詞というものもあり(例えば「get」は全ての文型に対応)、動詞の後に目的語が続けばこの場合の動詞はこういう意味だなと推測できるため、ここでも動詞の後ろに何を置くのか語順が大切になってきます。

  • 第1文型 主語+動詞 S+get getの意味は「到着する」
  • 第2文型 主語+動詞+補語 S+get+C getの意味は「変化する」
  • 第3文型 主語+動詞+目的語 S+get+O getの意味は「手に入れる」
  • 第4文型 主語+動詞+目的語+目的語 S+get+O+O’ getの意味は「OにO’をあげる」
  • 第5文型 主語+動詞+目的語+補語 S+get+O+C getの意味は「OをCの状態にする」

「目的語」は名詞のみ置くことができ、動作の対象を示す

英語で最も使用される文型が5つの中で第3文型であり目的語であるObjectを伴ったSVOの形が標準形となります。

  • 第3文型 主語+動詞+目的語 S+V+O

この目的語にも名詞を置くことでできるので「名詞、動詞、名詞」の順番になります。

「主語が目的語に対し動詞の影響を及ぼす」意味になります。

第3文型が標準形となるのは、第4文型と第5文型が「第3文型の目的語を詳しく説明したもの」だからです。

  • 第4文型 主語+動詞+目的語+目的語 S+V+O+O
  • 第5文型 主語+動詞+目的語+補語 S+V+O+C

主語と同じく名詞の語彙の量や作り方の知識で発信できる量が変わってきます。

詳しくは第5文型の記事も参照してください。

日本語と英語の感覚の違いでわかる「主語+動詞」の重要性

主語である名詞が目的語である名詞に対し動詞の影響を及ぼすというのが基本的な英語の感覚です。

英語の標準となる第3文型です。

少し難しいかもしれませんが、「主語が目的語に対し動詞の力を及ぼす」という感覚です。

例えば来日された外国人に対する質問で「どうして日本に来られたのですか」と理由を聞いたりしますが、英語感覚で表現すると「何があなたを日本に越させたのですか」となります。

🙅‍♀ Why did you come to Japan? ではなく、

🙆‍♀ What brought you to Japan?” になります。

日本語としては違和感のある文ですが英語ではこちらの方が自然な形となります。

この因果関係を明確にした文の形を意識すると英語らしい文を作ることができます。

他の例だと、普段何の仕事をしているのかを聞く場合は「あなたのお仕事は何ですか」とは聞かず「あなたは普段何をやっていますか」と聞きます。

🙅‍♂ What is your job? ではなく、

🙆‍♂ What do you do? と聞きます。

文型の話をすると、日本語感覚では第2文型である「主語S+動詞V+補語C」の語順が好まれ「S=C」の形で質問しがちですが、英語感覚では第3文型である「主語S+動詞V+目的語O」の語順が自然に使われます。

上記英文だと

What is your job? → What = your job → SVC の第2文型。

What do you do? → you do what → SVO の第3文型。

この違いを意識するだけで英語らしい文を作ることができます。

まとめ

英語は助詞がないので語順で文の意味を作り、それを5つの文型で表しています。

  • 第1文型 主語+動詞 S+V
  • 第2文型 主語+動詞+補語 S+V+C
  • 第3文型 主語+動詞+目的語 S+V+O
  • 第4文型 主語+動詞+目的語+目的語 S+V+O+O
  • 第5文型 主語+動詞+目的語+補語 S+V+O+C

全ての型で「主語+動詞」から始めることが共通しています。

よって、英語は語順を守り、主語と動詞で始めれば英文が作れるシンプルなルールなのです。

その中でもSVOの第3文型が最も英語らしい語順であり、「主語が目的語に対し動詞の影響を及ぼす」意味を持ちます。

第3文型は「名詞、動詞、名詞」の品詞で構成されています。

英語は4つの品詞である名詞、動詞、形容詞、副詞がどのように働いているのか理解すると自然に読めるようになります。

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